上五島の見どころをご紹介します

 五島列島は長崎市の西方100kmの東シナ海に位置し、5つの大きな島(福江島、久賀島、奈留島、若松島、中通島)を中心とする大小140余りの島々から構成されています。澄んだ海の青と入り組んだ地形の緑が織り成す風景は大変美しく、列島全域が西海国立公園に指定されています。
 また文化的にも遣唐使や倭寇、キリシタン信仰など、数多くの歴史・文化遺産を有しています。特にキリシタン信仰については現在も、51のカトリック教会が活動する日本でも有数の地域となっており、その厳粛で清楚なたたずまいは五島観光の一つとして脚光をあびています。

上五島観光マップ
(画像クリックで拡大表示)
五島に自生するヤブツバキ

 五島列島は、5つの島のうち南西側の3島とその周辺の島が「五島市」、そして北東側の2島(若松島、中通島)とその周辺の島が「新上五島町」となります。江口製麺は新上五島町の中通島にあります。
 新上五島町には、国指定重要文化財に指定されている「頭ヶ島教会」「青砂ヶ浦教会」をはじめとする29の教会があります。その中でも頭ヶ島教会を含む「頭ヶ島の集落」は世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」 の構成資産の一つとなっています。
 また、遠浅の白い砂浜と透き通った青い海が大変美しい「蛤浜海水浴場」や複雑な入り江の「若松瀬戸」、島中に自生するヤブツバキの花など豊かな自然と景観に恵まれ、五島うどんやかんころ餅、椿油等の特産品が自慢の町です。
 「つばき香り 豊かな海と歴史文化を育む 自立するしま」新上五島町へ、観光や海水浴にぜひお出かけください。

上五島観光マップ
(画像クリックで拡大表示)

江口製麺おススメの観光スポット

有川港

1.有川港・鯨賓館ミュージアム

 五島列島・新上五島町の北の玄関口「有川港」。長崎港・佐世保港との間にフェリーや高速船が就航し、上五島地区の人流・物流機能の拠点として重要な港です。ターミナルには、新上五島町の捕鯨の歴史を知ることができる「鯨賓館ミュージアム」、コンサートや映画上映が行われる「鯨賓館ホール」が併設されています。江口製麺はこの有川港から徒歩7分です。

海童神社

2.海童神社

 鯨のアゴ骨の鳥居で有名な海童神社。「十七日祭り」は、3年続けて決まった日に海で溺れ死ぬ者があり、神社の信託により石祠を建てて祭り、即席の「にわか芝居」などを奉納したのがはじまり。今では、7月の第4日曜日に町内会から寸劇や踊りを賑やかに披露する習慣になっています。

【写真提供:(一社)長崎県観光連盟】

五島うどんの里

3.五島うどんの里

 上五島の代表的な特産品「五島手延うどん」の魅力を満喫できるスポット。五島手延うどんの製造体験ができる(要予約)ほか、併設の「うどん茶屋 遊麺三昧(ゆめざんまい)」でお食事もできます。
また「観光物産センター」が隣接しており、五島うどんや様々な五島特産品を購入できるほか、電気自動車の急速充電器や観光案内所もあるので旅の休憩に最適な場所です。

4.頭ヶ島教会

 世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつ、「頭ヶ島(かしらがしま)の集落」にある天主堂。新上五島町出身の建築士・鉄川与助の設計で、西日本で唯一、全国的にも極めて珍しい石造りの教会です。島内で切り出した石を丹念に積み上げた外観は重厚感にあふれている一方、堂内は天井や壁面などに花柄文様が施され華やいだ雰囲気に満ちており「花の御堂」とも呼ばれます。

※頭ヶ島天主堂は世界文化遺産エリア内のため、見学には事前連絡が必要となります。皆様のご理解とご協力をお願いします。

龍馬ゆかりの地

5.龍馬ゆかりの地

 中通島の東側、頭ヶ島に近い海岸沿いの広場に石碑と龍馬像が立っています。1866(慶応2)年、長崎亀山社中の練習船「ワイル・ウエフ号」が暴風雨のため上五島潮合崎沖で座礁・沈没し、池内蔵太をはじめ12名の同志が若くして海へ散りました。坂本龍馬は傷の療養中だった鹿児島から急ぎ駆け付け、沈没海域を臨むこの地で祈り、慰霊墓の建立を依頼したといいます。広場では今日も龍馬像が合掌し、仲間へ鎮魂の祈りをささげてています。

【写真提供:(一社)長崎県観光連盟】

蛤浜海水浴場

6.蛤浜海水浴場

 有川港からほど近い遠浅の砂浜で、環境省の「快水浴場百選」の一つにも選定されています。白い砂浜と、遠浅でエメラルドグリーンの海が広がる光景は、一度見たら忘れられない抜群の美しさ。天候や時間で海の色は異なり、干潮と満潮によっていつも違う表情をしています。 そして、周りを囲む深く静かな緑が海の碧さを際立たせています。海水浴シーズンには多くの人たちで賑わいます。

【写真提供:(一社)長崎県観光連盟】

7.青砂ヶ浦教会

 中通島北部に位置する赤レンガ造りの教会。石材は頭ヶ島、レンガは佐世保の早岐方面から搬入し、近くの海辺から信徒総出で荷揚げしたといわれ、相当な肉体労働だったと想像できます。入口の円柱やアーチなど随所に石材が用いられており、カラフルなステンドグラスや、入口上部の円形のバラ窓も幻想的な美しさを見せています。現在の建物は3代目で1910年に作られ、2001(平成13)年に国の重要文化財に指定され、2010(平成22)年に献堂100周年を迎えました。

矢堅目の夕日

8.矢堅目の夕日

 中通島北部の矢堅崎先端にある円錐型の陸繋島「矢堅目」は、別名「トトロ岩」とも呼ばれます。この矢堅目の岩越しに沈む夕陽は大変素晴らしく、多くのカメラマンをとりこにしています。
海を挟んだ曽根郷:大根河原バス停は、夕陽と矢堅目が絶妙な配置になる場所で、上五島らしい変化に富んだ海岸線と、とろけるような夕陽のコントラストはまさに絶景です。

【写真提供:(一社)長崎県観光連盟】

大曾教会

9.大曾教会

 教会の入り口にあるキリスト像が印象に残るレンガ造りの教会で、長崎県指定有形文化財の一つです。
 キリシタン禁教令厳しき頃、大村藩の外海地方から信仰の自由を求めて五島へ逃れた信徒が、明治12(1879)年大曽裏迫に木造の天主堂を建立(当時の建物は移築され若松島の「土井ノ浦教会」として現存)。大正5(1916)年に現在の教会堂が建設されました。レンガ造りの重層屋根構造で内部は3廊式でリブヴォールト天井をもち、外壁にはレンガの凹凸や色の違いを用いた装飾が行われています。

【写真提供:(一社)長崎県観光連盟】

10.青方港

 中通島にある港で、博多から野母商船(のもしょうせん)のフェリー「太古」が着岸するため170mのフェリー岸壁も築かれています。フェリー「太古」は、博多港から宇久島、小値賀島を経て青方に到着し、ここから奈留島を経由して下五島・福江港に至る航路を往復します。港の近くには観音岳公園(岩家観音)があり、世界初の洋上石油備蓄基地を望むことができます。また野外ステージから見える、東シナ海に沈む夕日は絶景です。

【写真提供:写真AC】

11.中ノ浦教会

 中ノ浦湾のほとりに建つ木造教会。風の無い満潮時には海面に優美な姿が映し出されるため、別名「水鏡の教会」と呼ばれます。メルヘンチックな外観と同様に、堂内も明るく華やいだ雰囲気に満ちています。列柱上部の白壁には五島特産の椿をモチーフにした装飾が施され。ピンク色の天井にも花柄が連続しています。1925(大正14)年に建立され、1966(昭和14)年に木造教会としては珍しい高い鐘塔が増築され現在の姿になりました。

【写真提供:(一社)長崎県観光連盟】

12.若松大橋と龍観山展望台

 若松大橋は、西海国立公園・若松瀬戸に架かる全長522mの白いトラス橋です。橋の両側には「潮の香薫る公園(守崎公園)」「上中島公園」や海沿いの遊歩道等があり、若松瀬戸に映える白い大橋を一望することができます。若松島に渡り、若松港の奥の「龍観山展望所」からは、多くの入江や岬・大小の島々・透き通る海に映える若松大橋の風景を見ることができ、「長崎県新観光百選の地」にも認定されています。

13.若松港

 若松港は、下五島(五島市)の福江港から上五島へアクセスする港の1つです。
 五島旅客船が福江島・奈留島から定期船を運航しており、ここ若松港と、郷ノ首港、土井ノ浦港の3つの港に到着します。ここから新上五島町内各所への移動は車がないと厳しいため、帰りの港付近のレンタカー会社またはタクシー会社に相談されることを推奨します。

14.日島の曲古墓群

 若松島の先にある日島(ひのしま)の曲地区にある、1300年代前後から近世にかけての古墓群。御影石や日引石など島外から持ち込まれた石材が多く使われており、70基以上の石塔が累々と並ぶ風景は圧巻です。この石材は、交易品を運んだ後の船にバラスト(船の重し)として積まれたと推察され、この地が都や大陸との海上交易の拠点であったことを物語ります。長崎県指定史跡に指定され、日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」の構成文化財でもあります。

桐教会

15.桐教会

 中通島南部の桐集落の、海に面した高台に建つ白い教会。晴れた日にそこから見下ろす入り江は息を呑むほどの美しさです。禁教令が解かれた後、桐古里郷のガスパル下村与作が長崎を訪れ、大浦天主堂のプティジャン神父を訪ねたことが五島キリシタンのカトリックへの復活のきっかけとなりました。1897(明治30)年に桐小教区が設立され、1958(昭和33)年に改築され現在の姿になりました。教会の入り口横には、ガスパル下村与作とその父パウロ善七、ミカエル清川沢次郎の功績をたたえた「信仰先駆者顕彰碑」の銅像があります。

【写真提供:(一社)長崎県観光連盟】

16.奈良尾のアコウ大樹

 奈良尾港から5分、奈良尾神社にあるアコウの大樹。アコウは、亜熱帯地方に自生するクワ科の木で、「アコギ」「アコウノキ」などとも呼ばれます。奈良尾のアコウ大樹は樹齢が650年を超え、幹回りは約12メートル、高さ約25メートルの大木で国の天然記念物に指定されています。地上7メートルのところから二股に分かれ、神社の参道を跨いで立つ姿はまるで「天然の鳥居」。このアコウをくぐった人は長生きできると言われています。

奈良尾港

17.奈良尾港

 新上五島町の南の玄関口。本土の長崎港と、下五島(五島市)の福江港から高速船やフェリーが往来しています。
 「頭ヶ島(かしらがしま)の集落」の世界遺産選定後は外国人観光客が増加しており、多言語表記案内板の需要が高まったことをうけて、案内板が4ヶ国語(日本語、英語、中国語、韓国語)表記にリニューアルされました。

長崎観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」

本ページ掲載写真のうち
「【画像提供:(一社)長崎県観光連盟】」と記載があるものは、
一般社団法人長崎県観光連盟 「ながさき旅ネット」から
ご提供いただいております。
※ 教会の写真掲載に当たっては大司教区の許可をいただいています。

江口製麺へのお問い合わせ・取扱い商品

商品やのし紙・発送のことなど、分からないことがございましたらお気軽にお問い合わせください。

Tel. 0959-42-1791

【受付時間】8:30 〜17:00(土⽇祝⽇は定休)